業務用コーヒー豆の仕入価格が上がったとき、品質を落とさず原価を見直す方法
更新日:16 時間前
2026年10月、さまざまな食品で値上げが実施されています。
帝国データバンクの調査では、10月に値上げされる飲食料品は3,153品目。原材料だけでなく、物流費、エネルギー費、包装資材、人件費など、複数のコスト上昇が重なっています。
コーヒー豆も例外ではありません。
コーヒーの国際価格は、短期的には上昇と下落を繰り返していますが、主要産地の天候、収穫量、在庫、為替、物流費などの影響を受け、高い水準と大きな変動が続いています。
こうした状況のなか、ホテルやカフェ、レストランでは、コーヒー豆の仕入れ価格が上がっても、その上昇分をすべて提供価格へ転嫁できるとは限りません。
一方、価格を優先して豆の品質や味を大きく変えれば、これまで利用してきたお客様の満足度にも影響します。
「品質は落としたくない。しかし、現在の仕入れ負担は見直したい」
これは、多くのコーヒー取扱事業者に共通する課題ではないでしょうか。
業務用コーヒー豆の品質を下げる前に見直せること
業務用コーヒー豆の原価を下げる方法として、豆のグレードや配合を変更することが考えられます。
しかし、仕入れ価格を構成しているのは、豆そのものの価格だけではありません。
産地から店舗へ届くまでの流通、輸入、国内での保管と配送、小売用の化粧袋や箱なども価格の一部です。
そのため、豆の品質を業務用コーヒー豆の仕入価格が上がったとき、品質を落とさず原価を見直す方法変更する前に、次のような部分を見直す余地があります。
- 複数の商社や卸会社を経由する流通になっていないか
- 業務用途に対して包装が過剰になっていないか
- 包装単位が実際の使用量に合っているか
- 発注量や配送回数に無理がないか
安価な豆への置き換えだけでなく、流通や包装を含めて仕入れ条件を考えることも、品質と原価を両立させる方法の一つです。
和の香珈琲が見直しているのは、流通の仕組みです
和の香珈琲は、ベトナム・ラムドン省の高原地域にある農園や焙煎所と連携し、現地で選定・焙煎したコーヒーを日本へ輸入しています。
複数の商社や卸会社を経由する多段階の流通を前提とせず、現地の生産・焙煎現場と相談しながら、日本での用途に合う商品を選んでいます。
一般消費者向けの商品では、デザイン性のある200gの専用パッケージを使用していますが、業務用では包装や容量を用途に応じて簡素化できます。
品質に必要な工程は省かず、流通と包装をできるだけシンプルにする。
これが、和の香珈琲が考える業務用コーヒー豆の原価の見直し方です。
まずは、現在のコーヒーとの比較から
長く使用してきたコーヒー豆を、一度にすべて変更する必要はありません。
現在と同じ抽出器具、同じ豆の使用量で比較し、味、扱いやすさ、1杯あたりの原価を確認してから判断できます。
現在使用されている豆の価格帯、月間使用量、求める味をお知らせいただければ、比較しやすい商品と卸条件をご案内します。
次回は、業務用コーヒー豆の価格が、産地から店舗へ届くまでの流通経路や包装によって、どのように変わるのかをご紹介します。

参考:帝国データバンク「食品主要195社・価格改定動向調査―2026年10月」、国際コーヒー機関「Coffee Market Report」






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